工藤監督がルールブック持って猛抗議
「交流戦、DeNA6-5ソフトバンク」(2日、横浜)
ソフトバンクの工藤監督がルールブックを手に審判に猛抗議した。
2-3の七回2死満塁の攻撃で柳田のゴロは二遊間の内側にいた二塁塁審に当たり中前へ抜けた。
ソフトバンクは2走者が生還して逆転したかに見えたが、審判団はその後、二塁塁審の位置が内野手より前の位置にいたため、打球が当たった瞬間にボールデッドとして三塁走者のホームインだけ認め、打者走者は一塁に生きて2死満塁からの再開を指示した。
塁審が通常に立つ内野手より後方の位置で打球に当たった場合などは、グラウンド上の「小石」などと同じ扱いとされ、プレーは続行されるが、今回はボールデッドという判断が下された。
今回の判定は次の野球規則が適用されたとみられる。
◆野球規則2・44「インターフェアランス」(妨害)
(C)審判員の妨害(2)打球が、野手(投手を除く)を通過する前に、フェア地域で審判員に触れる。
工藤監督は審判団の説明を受けた後、ベンチでルールブックを持ち出し、審判団に再度抗議したが、得点は同点の1点のみという判定は覆らなかった。
ソフトバンクは直後に内川が押し出し四球を選び、逆転に成功。八回にも1点を追加して2点差としたが、その裏に再逆転を許した。