米大リーグのレンジャーズを自由契約となり、独立リーグ・四国アイランドリーグｐｌｕｓの高知ファイティングドッグス入団が決まった藤川球児投手（３４）が８日、高知市内のホテルで記者会見し、「この日を迎えられて光栄と思うと同時に、新しい人生のスタートとして最高の決断ができたと思う。子供たちに何かつなげられるものがあるのではないかという思いで、日々やっていきたい」と抱負を語った。

　藤川は６月２０日に行われる四国ＩＬｐ香川・徳島連合チームとのオープン戦（高知球場）での先発登板を宣言した。すでに７日にチーム練習に参加しており「２０日の試合に合わせて１００％の力で臨めるように調整したい」と話した。

　背番号は「１１」に決定。契約について梶田宙球団社長は「無報酬です」と話した。会見場にはテレビカメラ１５台、約１００人の報道陣が集まった。藤川は２０１２年以来の日本球界復帰となる。

　会見前には高知県庁に尾崎正直知事（４７）を表敬訪問。「お帰りなさい。うれしい限りです」と同知事から歓迎された藤川は「全力で取り組んで、高知の子供たちのために少しでもプラスになれば。トレーニングをして最高のものを見せなきゃいけない」と決意を語った。