大阪偕星&滝川二 優勝旗忘れ大慌て
「全国高校野球・開会式リハーサル」(5日、甲子園)
49代表校の行進や選手宣誓などが順調に行われた裏で、初出場の大阪偕星と3年ぶり4度目出場の滝川二が、入場行進に必須の地方大会優勝旗を宿舎に忘れるハプニング。リハーサル開始には間に合ったが、ヒヤヒヤの開幕前日となった。
大阪偕星の西原俊幸部長は「早めに球場に着いていてよかった」と胸をなで下ろした。午前8時から取材開始、9時からリハーサル開始予定の中、6時半には甲子園に着いてバスの中で時間調整していたという。気づいてすぐに同校のコーチが大阪市中央区の宿舎に取りに帰り、事なきを得た。
また、滝川二も到着後に旗がないことに気づき、神戸市内の宿舎に残っていたコーチに連絡。開会式リハーサルには間に合った。
高野連関係者は「こういう例は聞いたことがない。(優勝旗の)剣先を忘れことはあるんですが…」と苦笑いした。大阪偕星の田端拓海主将は「僕がちゃんと言っておけばよかった…。僕のミスです」と反省。西原部長は「予行演習でよかった。試合と同じで、練習で失敗すれば本番はうまくいくでしょう」と期待していた。