オコエが快足披露、内野安打で二塁へ

1回、一塁強襲安打を放ち一気に二塁へ滑り込む関東一・オコエ瑠偉=甲子園(撮影・保田叔久)
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 「全国高校野球・2回戦、関東第一-高岡商」(11日、甲子園)

 関東一のオコエ瑠偉外野手(3年)が50メートル5秒96の俊足でいきなり聖地を沸かせた。

 ドラフト上位候補とあって、ファンの注目を集めた第1打席。痛烈に一塁線へはじき返した打球は、相手のグラブを強襲する内野安打。並の選手なら一塁でストップするが、ボールがファウルグラウンドを転々とする間に鮮やかに二塁を陥れた。その高校生離れしたスピードと野生の勘に、甲子園の客席から感嘆の声が漏れた。

 さらに続く2番打者の4球目、けん制球が大きくそれると、すぐさま体を切り返して三塁へ。センターもカバーに詰めており、ノーバウンドで三塁へ送球したが、オコエの圧倒的なスピードが勝った。

 3番・伊藤の左前適時打で先制のホームを踏んだオコエ。自らの持ち味を存分に生かし、シートノックでは類い希な強肩でスタンドを沸かせた。甲子園見学の際に「緊張すると思いますけど、自分のプレーができればと思います。足と肩を生かして守備もしっかりできれば」と語っていたが、全国デビューの第1打席から強烈なインパクトを残した。

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