中京大中京 内藤3適時打6年ぶり16強

中京大中京-鹿児島実 8回中京大中京1死二塁、内藤が適時二塁打を放つ=甲子園(撮影・堀内翔)
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 「全国高校野球・2回戦、鹿児島実3-7中京大中京」(12日、甲子園)

 ともに初戦を勝ち上がってきたチーム同士の対戦が始まった。中京大中京(愛知)が鹿児島実(鹿児島)との伝統校同士の対戦を制し、優勝した09年夏以来となる16強進出を決めた。8番の内藤諒一外野手(2年)が3安打すべてが適時打となる4打点の活躍で勝利に貢献した。投げては、初戦で18得点の鹿児島実打線を相手にエースの上野翔太郎投手(3年)が3失点完投で踏ん張った。

 内藤は二回、1死一、三塁から先制適時打を放つと、六回には1死満塁から右越え適時二塁打で2点を追加した。さらに、八回にも試合を決定づける適時二塁打を放った。

 今夏、甲子園2勝目だが、内藤は「校歌を歌えてうれしい気持ちはあるんですけど、自分たちの目標は日本一なんで通過点です」と淡々と語った。4打点の活躍にも「僕の前にチャンスをつくっていただいたので、思い切って振っただけです」と2年生らしくチームメートを立てた。

 六回の満塁での一打は、「ストライクを思い切っていこうという思いだったので、打てて良かったです」。八回のダメ押し打は「あの場面でもう1点いけば勝ちに近づけると思ったので、本当に良かったです」と振り返った。

 09年以来となる優勝へ「たくさんの方に支えられて野球をやっているので日本一になって恩返しをしたいです」と決意を新たにした。

 中京大中京は3回戦で、プロ注目選手のオコエ瑠偉外野手(3年)が所属する関東第一(東東京)と対戦することが決まった。大会第11日第2試合に予定されている。

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