鹿実 森口主将「流れ変えて申し訳ない」
「全国高校野球・2回戦、中京大中京7-3鹿児島実」(12日、甲子園)
5年ぶり18度目出場の鹿児島実は、5年ぶり27度目出場の中京大中京(愛知)との“伝統校対決”に敗れ、前回出場時に続く16強入りを逃した。
背番号「15」で主将の森口裕太内野手(3年)は3-4の七回裏、無死二塁の場面で途中出場。強襲の打球を受けた正三塁手の綿屋樹内野手(2年)が一塁に回り、急きょ三塁守備に就いた。直後に投前バントで三塁ベースを空けるミス。続いて三遊間の強い打球を捕球できずに追加点を許した。
「練習では絶対にいけた(捕球できた)。あそこを捕るために練習してきた。バント処理でも前に出てしまい、三遊間の当たりも止めていれば…流れを変えてしまい申し訳ない」と仲間にわびた。
八回の甲子園初打席では中前に安打を放ち、「打てると思って打席に入った。真っすぐだけを狙っていた」と納得の表情も見せた。「綿屋、板越ら頼もしい2年生がいる。来年春に(甲子園に)帰ってきて、自分たちの借りを返してほしい」と後輩たちに夢を託していた。