山本功児氏長男・武白志が2打席連発
「全国高校野球・2回戦、大阪偕星学園9-10九州国際大付」(13日、甲子園)
九州国際大付の4番・山本武白志(むさし)三塁手が、史上31度目の2打席連続のアーチをかけた。父は巨人、ロッテで活躍した山本功児氏。187センチ、85キロの体格から、チームにとっても大きな“2発”を放った。
1本目は五回の第3打席。4-4から2番・山口の右犠飛で勝ち越し、なおも2死一、三塁で打席に入ると左越え3ランで8-4と大きく勝ち越した。
六回に大阪偕星学園に4点を許し、続く七回には1番・姫野の左越えソロで勝ち越された。山本は8-9と1点を追う七回、2死で第4打席に入るとバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打で追いついた。
「最高の気分です。2打席まで感じとしては悪くなかった。今までの人生で打った中で最高に気持ちのいい本塁打でした」と明るい表情で振り返った。2本目については「ランナーなしだったので、甘いところにいたら狙う気持ちでいた」と狙い澄ましての一撃だったと明かした。
チームは9-9で迎えた九回に、1死三塁から山口が中前にサヨナラ打を放ち、6年ぶりの3回戦進出を決めた。「(山口は)物怖じしない性格なんで、決めてくれるかなと思っていました」と興奮冷めやらない様子で振り返った。