元巨人スカウト部長・伊藤菊雄氏が死去
巨人は18日、元スカウト部長の伊藤菊雄(いとう・きくお)氏が15日午前8時8分に心不全のため名古屋市内の病院で死去したと発表した。79歳だった。
伊藤氏は1935年10月24日、愛媛県出身。西条南高(現西条高)から近大へ進学。卒業後は近大野球部コーチ、助監督を経て61年に巨人入り。関西担当スカウトとして活躍した。87~95年までスカウト部長。99年に退職するまで39年間にわたりスカウトを務め、小林繁投手(全大丸)、西本聖投手(松山商)、桑田真澄投手(PL学園)らの獲得に携わった。
2002年のシーズンオフには、当時の阪神・星野仙一監督の要請を受けて阪神入り(2003年1月1日付け)。元中日編成部長・岡田悦哉氏とともに非常勤顧問としてスカウト部門に携わった。その後、体調不良を理由に辞意を申し出て、04年4月30日付けで退団していた。
通夜、告別式は既に家族葬にて行われた。喪主は妻・道恵(みちえ)さん。供花、弔電、香典などは一切辞退の意向。