東海大相模・吉田が雪辱果たす粘投
「全国高校野球・準決勝、東海大相模10-3関東一」(19日、甲子園)
東海大相模(神奈川)が誇る二枚看板のうち、吉田凌投手(3年)が先発し、関東一(東東京)打線に対し、7回を8安打1失点と要所を締める投球を見せた。準決勝の花咲徳栄(埼玉)戦で3回2/3で3失点でKOされた悔しさを晴らした。
初回から七回まで、毎回走者を出す展開となったが、得点圏に走者を置いた場面で、得意のスライダーを効果的に決め球として使い、関東一打線を振り切った。
スライダーが研究されることを見越した上で、「右バッターに対するインコース、まっすぐを投げ切れたので良かったです」と直球を強く意識していたと明かした吉田。45年ぶりとなる優勝がかかった20日の決勝戦へ「日本一になるために相模に来た。高校生活最後の試合なので、頑張りたいです」と完全燃焼を誓った。