西武・高橋光 高卒新人月間4勝
「楽天15-3西武」(31日、コボスタ)
西武ドラフト1位ルーキーの先発・高橋光成(18)=前橋育英高=が5回を4安打2失点と好投し、4連勝で月間4勝目を挙げた。パ・リーグの高卒新人では松坂大輔(西武、現ソフトバンク)が99年に記録して以来16年ぶりの快挙となる。
30日に先発予定だったが雨天中止。プロ初のスライド登板となったが、18歳の勢いは衰えなかった。威力のある直球を軸に力で押すと「雨も降っていて慣れない状況でしたが、野手の皆さんに助けていただいて粘り強く投げることができました」と、謙虚に振り返った。
高橋光は8月2日のソフトバンク戦で初先発し、3回0/3を5安打4失点(自責3)で負け投手となったが、そこから3連勝。9日・オリックス戦で5回1/3を1安打無失点でプロ初勝利を挙げると、16日・ソフトバンク戦では5回を4安打4失点で2勝目。23日・ロッテ戦では6安打完封勝利を挙げていた。
チームは三回、メヒアの左越え21号満塁本塁打などで5点を先制。四回に2点、六回に4点、八回にメヒアの左越え22号ソロで1点、九回にも中村の左越え35号ソロなどで3点を追加し、大勝。この日試合のなかったロッテをゲーム差なしでかわし、3位に浮上した。メヒアは2本塁打を含む4安打で、89年の清原以来となる1試合8打点の球団タイ記録の大活躍だった。
楽天は7点を追う五回に島内の中越え適時三塁打などで2点を返し、9点を追う六回にも1点を返したが、大差をひっくり返しようがなかった。先発・川井は3回5安打5失点で早々に降板した。