引退のオリックス平野恵「やり切った」

プレーを振り返りながら引退会見に臨むオリックス・平野恵一=京セラ(撮影・保田叔久)
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 今季限りで現役を引退するオリックスの平野恵一内野手(36)が25日、京セラドーム大阪で会見した。「本当に幸せな14年間。やり切った感じがあった」とこれまでの思いを振り返った。

 今季は5月終盤からの右かかと痛をはじめとした不調が長引き、シーズンの半分以上を2軍で過ごした。「1日も早くチームの勝利に貢献できるようにとやってきた。頭と心は強い気持ちだったが、体が限界かなと。この小さい体は頑張ってくれたが、そろそろ許してあげようかと思った。引退を考えたのは、チームの優勝が難しくなったころ」と、引退を決断した経緯を語った。

 阪神とオリックスに在籍し、関西のファンに愛されたガッツマンは「14年間支えてくださり、ありがとうございました。これからどう恩返しできるか、ゆっくり考えたい」と感謝を口にした。

 今後については「これまで200%で走ってきたので、ゆっくり歩いて、周りの景色を見ながら考えたい」と説明。野球以外の仕事も含めて熟考する予定だ。

 11月23日に京セラドームで行われるファンフェスタで引退セレモニーを行う。

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