「巨人４－３ヤクルト」（２６日、東京ドーム）

　ヤクルトに１差に迫る逆転勝利に同点打で貢献したドラフト１位ルーキー・岡本和真が、お立ち台でもヒットを飛ばした。長野の次にヒーローインタビューを受け、「何かいいたい事を」と水を向けられると「はじめまして。奈良県から来たジョニー・デップです」とボケて大歓声を浴びた。

　試合では確かな仕事をした。１点を追う四回、１死三塁で打席に入ると右翼にはじき返す同点適時打。初球を狙う思い切りの良さを発揮した。殊勲の一打については「思い切って初球から振っていこうと思って打席に入りました」。しびれるような優勝争いの真っただ中にいることに「１年目からこういう経験させていただけるのはめったにないので、すごくうれしいです」と充実感を漂わせた。

　度胸たっぷりのヒーローインタビューに、続けてマイクを受けた阿部は「１００点じゃないですか」。原監督も「ね！その前も四球を選んでね。非常に勝負強いというか…。まあ、甲子園と同じぐらいの歓声なんでしょう。彼はそれぐらいの気持ちで打席に立っていると思います」と度胸の良さを評価していた。