西武・森本が引退セレモニー
「西武5-1楽天」(27日、西武プリンスドーム)
試合終了後、今季限りで現役を退く西武・森本稀哲外野手(34)の引退セレモニーが行われた。
森本は八回から右翼の守備につき、その裏には味方打線が追加点を挙げる攻撃でつなぎ、7人目の打者として最後の打席(三ゴロ)にも立つことができた。スタンドからは「ひちょり(稀哲)に回せ!」の大コールが起きていた。
セレモニーでの森本のあいさつは次の通り。
「サッカー少年だった僕が友達に誘われて始めた野球。その野球にのめり込んで25年の月日が経ちました。全力でプレーし、野球を楽しむことをモットーに今日まで走り続けてきました。ファイターズで12年、ベイスターズで3年。両球団のフロントの皆さん、チームメートの皆さん、ファンの皆さん、本当にありがとうございました。
そして何より、この西武球場でプレーをさせていただいた埼玉西武の皆さん、このような素晴らしいセレモニーを最後まで用意していただいて本当にありがとうございました。ライオンズのチームスタッフ、球場管理の皆さん、本当にありがとうございました。
八回はベンチで『ひちょり(稀哲)に回してやれ』という声がかかり、最後は栗山選手が四球で出てつないでくれました。感動しました!思い出となり、次の人生に生かしたいと思います。
プロ野球選手としての森本稀哲は今回でひとくくりとさせていただきますが、このプロ野球界で経験した楽しかったこと、悔いが残ったことは、次の人生に残して、また新たなスタートを切りたいと思います。野球というスポーツに感謝します。17年間、ありがとうございました」