ヤクルト真中監督14年前の名言再び

歓喜の胴上げで宙を舞うヤクルト・真中監督=神宮球場(撮影・園田高夫)
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 「ヤクルト2‐1阪神」(2日、神宮球場)

 優勝マジック1のヤクルトがサヨナラ勝ちで、14年ぶり7度目のリーグ優勝を飾った。1‐1の同点で迎えた延長十一回2死一、三塁から、6番・雄平が右翼線へ決勝適時打を放った。

 就任1年目で栄冠をつかんだ真中満監督(44)は7回の胴上げの後、優勝スピーチで「ファンの皆さん、優勝おめでとうございます」。前回01年のリーグ優勝で当時の若松監督が口にして流行語大賞の語録賞にも選ばれた“名言”であいさつした。

 泣いて笑っての真中監督の一問一答は次のとおり。

 ‐この大声援を聞いて。

 「素晴らしいですね」

 ‐本拠地・神宮で宙に舞って、どんな景色が?

 「ヤクルトファンの皆さんがグランド一面にいましたので、ものすごくいい雰囲気で素晴らしいゲームができました」

 ‐優勝が決まった瞬間、目に光るものがあった。あのときの気持ちは。

 「私も含めて選手は本当にずっとみんな苦しい思いで戦っていましたので、一瞬力が全部抜けるような、そんな感じでした」

 ‐就任1年目での優勝。今年のペナントレースは長かったか、短かったか。

 「途中までは意外と早かったんですけど、9月からは長かったです」

 ‐大混戦がそうさせた?

 「そうですね。1試合も抜けるゲームがないような、ずーっと苦しい戦いの中だったので、本当に苦しかったです」

 ‐今年も打撃陣はすごかった。

 「みんなが乗りに乗って打ってくれましたので、本当に活気があって非常に良かったと思います」

 ‐館山投手が戻って来た。

 「後半の苦しいときに館山が戻って来て、チームがぐっとまとまった、そんな感じでした」

 ‐選手全体にどんな言葉を。

 「本当によくやったと言いたいですね」

 ‐大歓声。声援は後押しになったか。

 「本当に、ずっとファンの声援が後押しになって力強く試合ができました。ありがとうございました」

 ‐ファンの皆さんに優勝報告を。

 「ファンの皆さん、優勝おめでとうございまーす。以上です」

 ‐日本シリーズへ決意表明を。

 「今日は本当にありがとうございました。まだまだCS、そして日本シリーズがありますので、また今まで通り、1つづつ戦って、皆さんと最後には喜びを分かち合えるように精一杯頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします」

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