中畑監督退任会見、「責任感じてます」
DeNAの中畑清監督(61)が3日、横浜スタジアム3階カフェの臨時会見場で、退任会見を行った。会見場の窓の少し下のコンコースではファンが声援を送った。
まずは自らあいさつ。
「自分の中では、まだまだ志半ばという気持ちは多分にあります。ですが、こういった世界というのは、どこかでケジメをつけないといけない部分がはっきり出てくる。そういうところを流してしまうと、その後のチーム事情とか、いろんな意味でケジメがつかない、ダラダラした組織は僕が一番嫌いなので、ダメなときにはダメだという、分かりやすい世界を目指してきたつもりなので、自分の中ではこの結果は非常に重いものを感じています」
「勝てそうで勝てない、もうちょっとという内容だったら、まだやったかもしれない。あの首位から陥落する内容は、ファンのみなさんの期待を多く裏切ったという部分で、本当にすごく責任を感じています」
「でも、楽しかったです。はっきり言って4年間、ランドマークタワーでこうやってみなさんたちに集まっていただいて、監督就任会見をした、あの時間が、きのうのように思い出されます。こういう雰囲気、大好き。またやる?(笑)」
「こういった中で、人生の流れはくるはず。そういった流れに今年はぶち当たった年だったと思います。でも全然悔いはありません。本当にやるべきことはやれたし、こうやって、ファンのみなさんにも集まっていただきました。(窓下のファンに向かって)ありがとう。どうもありがとう。(前を向き直って)これだけで、野球人でよかった」
「そして、このポジションにつかせていただいた高田GMに心から感謝して、もう一度チャンスがあるのであればトライしてみたいという気持ちで、今は一杯です。4年間、長くない。本当に短かった。あっという間だった。みなさんありがとうございました。またよろしくお願いします」
あいさつを終えて、代表者による質疑応答。
‐4年間を振り返って。
「本当に監督業というのはどういうものかなという不安の中からスタートしましたけど、何か、マスコミの方の存在が勇気を与えてくれたかな。最初にチームそのものを見たとき、どうしようもないと思ったくらい戦力がなくて、血迷ってしまうくらい不安でした。4年間でマスコミに取り上げてもらう喜びを感じた気がします。プロ野球の球団は注目された中で成長すれば、どんどんいい方向にいく。注目されてナンボということを、あらためて感じましたね」
‐大入りが40回を超えました。ファンに対する思いは。
「いつもファン目線でいたいなというのはありました。ONですかね。長嶋さん、王さんの時代から、“お客さまは神様です”という原点を教わってきたような気がします。常にファンありき、ファンを大切にしたい気持ちを持ち続けてきました。ウチの選手もそれを非常に理解して努力してくれている。ウチの選手の人気はファンサービスというところで、他のチームにないものを提供し続けていると思う。最下位でありながら結果的にはこれだけ応援してもらっている。プロ野球の球団にあるべき姿だと思う」
‐筒香と心中すると言っていました。きょう2本塁打を放ちました。
「きょうはカッコよかったな。オレのために打ったのかと思ったけどね。いいヤツになったなあって。そしたら違ったみたい。全然関係ないみたい。たまたま打てましたと言っていたけどね。でもカッコよかったよね。ファンが喜ぶホームランバッターという雰囲気が打席の中で感じられた。期待に応えることはプロとしてスターになる要素。きょうの2本のホームランは絵に描いたようなものだった。梶谷が先に打って、追いかけて打った。やっと雰囲気というか、スターの匂いを感じられるようになってきたなと思います。あんまり言うとその気になってしまう。この辺にしておきたいと思います。もっと数字を残せる選手になると思いますので」
‐印象に残った試合は。
「ジャイアンツにここでね、7点差くらいのやつをひっくり返した試合(13年5月10日)。多村の逆転3ランでサヨナラゲームを作ったあの試合は、確か長嶋さんも見に来ていた試合だと思う。それで何とかジャイアンツに対するコンプレックスを払しょくできたというくらい感動できるゲームだった。ジャイアンツの存在には常に意識がありました。1回でも勝ち越す1年が作れた。いろんな意味でエネルギーを燃やさせてくれる相手でした。あの試合は忘れません」
‐この1年首位に立ったりいろいろあったと思います。この時期に辞める決断にいたった理由は。
「1年1年覚悟を決めながら、やっているつもりなんですよ。勝とうが負けようが、内容とかいろんな事も加味しながら、自分の中で納得いかなければ身をひかなければいけないし、本当はクビになる世界ですから。解雇されて当たり前の結果ですから。たまたま続投という話がでていたから大騒ぎになっているところが多分にあると思います。本当だったら解雇で文句ない結果だと思います」
‐ファンは辞めないでと声援を送っていますが。
「そう言っていただけるのは、この上ない喜び。このポジションにいてそう言っていただける。でも半分はとっくに辞めろという声も多分にありますので。賛否両論だと思います」
‐今後はどのような身の振り方をされますか。
「まったく考えていません。でも一番の要素は歌手ですね(笑)。何とかそれで食いつないでいけたら。お金になるような場所があれば、提供していただければと思います。今、無職で何にも収入源はありません。すごく不安です。どうかみなさんのお力添えをよろしくお願いしますということで、きょうの記者会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました」
(司会者が、「代表質問を終えます。ほかにありましたら挙手でお願いします」と言うと)
「もういいでしょう。これ以上やったら、歌っちゃうからね(笑)。ありがとうございました」
(拍手を浴びて一礼する)
(続いて、窓を開けて、体を乗り出す。集まったファンの大歓声に)
「また会おうぜ、また会おうぜ。また会おう!」
(キヨシ、キヨシの大合唱。目を潤ませる)
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