ＤｅＮＡが本拠地横浜スタジアムを運営する株式会社横浜スタジアムを買収する方針であることが１４日までに分かった。すでに双方で合意に達しており、１１月中旬に公開買い付けを開始、１月中に完了させる。

　関係者の話を総合すると「合意ということで了承しています。公開買い付けに関しては検討している段階ですが、買収する方向です」。

　ＤｅＮＡは１２年に新球団を発足させて以降、「コミュニティー・ボールパーク化構想」の元にさまざまな球場改革を進めてきた。今季は実数計測以来最多の観客動員１８０万人を突破、球団新の４３回の大入りを記録するなど、着実に実を結んでいる。

　今後の球団による球場経営の実現で、「コミュニティー－」をより加速させる狙いがある。「ファンサービスの面からも、スピーディーに対応できますし、チームが強くなるために、補強費につぎ込める。そのための一体経営」と説明した。

　「野球を通じて地域に貢献したい」という球団のコンセプトをより具現化させていく。