野球評論家の張本勲氏（７５）が１８日、レギュラーコメンテーターを務めるＴＢＳ系「サンデーモーニング」（日曜、前８・００）の人気コーナー「週刊・御意見番スポーツ」で、阪神の新監督に金本知憲氏（４７）の就任が決定したことを歓迎。新たな若手指揮官の登場に「口開けてベンチに座っているだけの監督はダメ」などと、かつての名監督像を皮肉った。

　張本氏は今年の日本シリーズ進出を果たしたソフトバンクの工藤公康監督（５２）、ヤクルトの真中満監督（４４）を引き合いに出し、「良かったねえ、若手の時代ですよ。選手と一緒に動いて引っ張っていく人がいい」と話し、金本氏については「アニキといわれるほど後輩たちに信望がある」などと期待を寄せた。

　そして、「口を開けてベンチにドーンと座ったままで『ああせえ、こおせえ』と言うような監督はダメ」と、自分と同年代でかつては日本シリーズを複数回制した、ある名監督を想像させるような発言で、監督像の新旧交代現象を表した。