確認ミスに機械不具合…散々ドラフト
「プロ野球ドラフト会議」(22日、グランドプリンスホテル新高輪)
波乱のドラフトとなった。阪神、ヤクルトの2球団が高山俊外野手(明大)を1位指名し、阪神・金本監督、ヤクルト・真中監督がくじを引き、真中監督がガッツポーズ…だれもが当たりを引いたと思った真中監督の交渉権獲得のインタビュー中に、実は阪神が当たりくじだったという“確認ミス”が発覚した。
仕切り直しで、高山の交渉権を獲得した金本監督の喜びインタビューが行われたが、その直後、今度は機械の不具合で進行がストップ。1位指名の途中で約10分間中断するというハプニングに見舞われた。
1位指名のくじ引きで外れた4球団の2度目の入札(外れ1位指名)が行われたが、各チームのテーブル上に置かれた『入札完了』を示すランプがいつまでたっても点灯せず、会場はざわついた。
中日・落合GMが腕時計をながめるなど、時間を気にする中、TBSの生中継番組では「機械の不具合がございまして…」と説明。その後、空いた時間を埋めるため、1位指名選手のインタビュー映像などが流れた。「ただいま手作業で入札をやっております」「手作業で入札が行われております。今しばらくお待ちください」とアナウンス。約10分間の中断をはさみ、進行が再開されることとなった。
この緊急事態に、生中継番組の解説を務めていた元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏も「ちょっと困りますねえ。順を追ってこれから2位、3位とありますから」「機械の不具合ってのは残念だったですね」とコメントしていた。
ネット上では「確認ミスに機械の不具合…今年のドラフト散々」「機械の不具合って何?!」「1位指名の途中で中断って」などとぼやく声があふれた。