東大野球部 最下位脱出へ「種まいた」

 「東京六大学野球 立大6-3東大」(25日・神宮)

 東大が敗れ、1勝10敗の最下位で今季全日程を終えた。

 初回に4番・楠田創外野手(3年・桐朋)の適時三塁打で2点を先制。ソロ2発で同点とされても、四回には再び1点を勝ち越した。しかし、投手陣が六回に3安打を浴びて逆転を許すと、七回にも2点を奪われて力尽きた。

 「粘れなかったが、ウチの実力を出し切った試合だと思う。勝敗は采配の至らないところ」と浜田一志監督。一方で、連敗を94で止めた今春に続いて1勝を挙げたシーズンを「来年の春には勝ち点を取って最下位を脱出するという、種はまいた」と振り返り「ピッチャーと守備。打撃はその次です。1-0で勝てる投手力を目標にしていきたい」と、強化のポイントを挙げた。

 主将の飯田裕太内野手(4年・刈谷)は「勝ち点3を目標にしていたのに、1つも取れなくて最下位という結果。悔しい」と、目を潤ませた。それでも、4年生の発案で守備力の底上げにかじを切った結果が08年以来となる年間2勝につながり、敗れても接戦が増えた。卒業後は社会人野球でプレーを続ける飯田は「チームとしての勝ち方は見えてきた。自信を持ってプレーしてくれれば」と、後輩に勝ち点奪取と最下位脱出を託した。

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