ヤクルト、山田3連発でシリーズ初勝利

ソフトバンクに逆転勝ちで喜ぶヤクルト・山田(中央)=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「日本シリーズ・第3戦、ヤクルト8-4ソフトバンク」(27日、神宮球場)

 0勝2敗で本拠地に戻ったヤクルトは、3番・山田哲人の3打席連続本塁打などでソフトバンクに一矢報いた。シリーズ3試合目で初めて先手を取られたソフトバンクは、昨年のシリーズ第2戦から続いたポストシーズンの連勝が9でストップした(アドバンテージを除く)。ポストシーズンの連勝記録は、75~76年に阪急が記録した10。ヤクルトは1勝2敗、ソフトバンクは2勝1敗となった。

 ヤクルトは初回、1死一塁から山田の左中間越え2ランで今シリーズ初めて先制。すぐさま二回に追いつかれたが三回、2死走者なしから再び山田がバックスクリーン左へ勝ち越しソロを放った。

 またもや四回に3-3の同点にされ、五回には明石のバックスクリーンへのソロで勝ち越されたが、その裏に山田が歴史的な3打席連続本塁打で逆転した。山田は2死一塁から左翼スタンドへ逆転2ラン。1970年に巨人・長嶋茂雄がロッテ戦で放って以来、史上2人目の快挙で、1試合での3連発は史上初となった。

 ソフトバンクは、山田に2発を浴びた中田から千賀にスイッチしたが、必死の継投も実らなかった。

 ヤクルトは1点リードの八回、先頭の山田は空振り三振で4打席連続本塁打は逃したものの、続く畠山が左翼越え2号ソロ。なおも2死一、三塁から8番・中村の右越え適時二塁打で、この回3点を加えた。

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