巨人ドラ1・桜井が江川を越える18K
「明治神宮野球大会・大学の部1回戦、立命大1-0東北福祉大」(13日・神宮)
巨人からドラフト1位指名を受けた立命大のエース・桜井俊貴投手(4年・北須磨)が毎回の18奪三振を奪い、東北福祉大打線を完封。18奪三振は法大・矢野英司が持つ大会タイ記録に並んだ。
立ち上がりから面白いように相手打線のバットが空を切った。まず一回1死から5者連続三振を奪い、無死一、三塁のピンチを招いた五回は3者連続三振で鮮やかにピンチを脱出。後半になっても勢いは衰えず、最速144キロの直球で押し込み、最後は低めに集まる変化球で次々と三振の山を築いていった。
八回2死から代打・中野を高めの直球で空振り三振に仕留めて17奪三振。第8回大会で法大・江川卓、東海大・高野光がマークした歴代2位タイの記録に並ぶと、最終回には泉を100キロのチェンジアップで見逃し三振。大会タイ記録の18奪三振に到達した。
この日は高橋由伸監督や堤GMらが視察。「高橋監督は宮崎にいるものだと思っていたので」と苦笑いを浮かべた桜井。「変化球が低めに集められたことで三振が多く取れたんだと思います。数はぜんぜん意識して無かった。日本一が目標なので、次もきょうみたいなピッチングをしていきたい」と力を込めた。