米国打者が一塁線の内側走り守備妨害

4回韓国2死二、三塁、パク・ビョンホは左越え3ランを放ち、手をたたきながら生還する(捕手・D・ロールフィング)=東京ドーム(撮影・西岡正)
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 「プレミア12・決勝、韓国8-0米国」(21日、東京ドーム)

 韓国が大勝。初開催となったプレミア12の初代王者に輝いた。米国は完封負けで準優勝となった。

 決勝戦で珍しいプレーが起きた。米国は0-7と7点を追う四回、先頭のマクブライドが二塁打で出塁。続くパストーニッキーの放った打球は投前へ転がり、一塁へ送球された。

 しかしボールがパストーニッキーの背中を直撃。ファウルグラウンドに転がった。その間に二塁走者が生還し、米国が1点を返したかに思えたのだが…。

 パストーニッキーはインフィールドを走っていたとして守備妨害でアウト。走者は二塁へと戻された。ランドルフ監督が抗議し、パストーニッキーが激高する場面も見られたが、判定が覆ることはなかった。

 中継局のテレビ画面には何度もVTRが映し出されたが、明らかに一塁線よりも内側を走っていた。後続も倒れ、結局この回も無得点に終わった。

 同様の守備妨害では、阪神とソフトバンクが対戦した昨年の日本シリーズ第5戦の九回、阪神・西岡がアウトとなっている。その瞬間にソフトバンクの日本一が決まった。

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