清原容疑者1月には名球会イベント出席
元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで警視庁が2日、逮捕した。14年3月に週刊誌で薬物疑惑が報じられ、同年中は公の場を避けていたが、15年からテレビ復帰するなどしていた。清原容疑者は今年に入って名球会のイベントに参加したり、大手芸能プロの新年会に出席。1月24日のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演したのが逮捕前“最後”のテレビ出演だった。
清原容疑者は今年1月11日、福岡市のヤフオクドームで行われた日本プロ野球名球会が主催する初のイベント「名球会ベースボールフェスティバル2016」に出場した。
セ・パ対抗戦では、横浜(現DeNA)などで活躍した、親友の佐々木主浩氏と対決。05年の佐々木氏の引退試合で最後の打者を務めたのが当時巨人の清原容疑者だった。
「もう思い残すことはない。また佐々木投手と対戦できるとは夢にも思っていなかった」と話していた。11年前は涙で最後のフォークに空振り三振。この日は中前へ安打を放った。
清原容疑者はこぶしを突き上げ喜びを表し、佐々木氏も「よくあのコースにフォークを投げられた。楽しかったです」と話した。涙の名勝負は時を経て、ライバル2人の笑顔あふれる再戦となった。 長嶋茂雄氏からも声を掛けられた清原容疑者は「『とにかく頑張りなさい』と言っていただいた。感謝の気持ちしかない」と感激しきりだった。
また、清原容疑者は1月20日に東京都内で行われた大手芸能プロの新年会に出席。スーツ姿で現れ、関係者ににこやかにあいさつしてまわる姿が目撃されていた。