吉田えり 侍J女子代表選考会に挑戦
9月の第7回女子野球W杯(韓国)に向け、侍ジャパン女子代表選考会が27日、千葉県柏市のJR東日本野球部グラウンドで行われた。
監督推薦、書類選考を経て集まった64名には、2014年、宮崎大会でW杯4連覇を成し遂げたメンバーらに交じり、08年に「ナックル姫」としてプロデビューした吉田えり(24)=BCリーグ・石川=の姿もあった。
吉田がトライアウトに参加するのはその08年以来、2度目となる。8年ぶり挑戦の理由について吉田は「(代表は)中学時代からの夢。アメリカに行ったりして、なかなかチャンスがありませんでしたが、今は(国内の石川)ミリオンスターズにお世話になっていて、そのタイミングでW杯があるので」と話した。
続けて「一度、落ちているし、そこからの自分の力を試したい。自分の持ってるものを全部見せたい」と、投内連係やブルペンなどのメニューをしっかりとこなし、「ナックルでここまでやってきたから、やはり武器はこれですね」と得意のナックルも披露した。
将来的には「やはりナックルボーラーはアメリカが多い。また向こうで、もっと勉強したいという思いはある」と語り、まずは代表入りで世界大会に出場し、その夢へ弾みをつける意気込みだ。
トライアウトは28日も行われ、同日25人程度が代表候補として選ばれる。