連覇かかる敦賀気比は1回戦最後の登場
第88回選抜高校野球大会(20日から12日間、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が11日、大阪市内で行われた。大会連覇がかかる敦賀気比(福井)は、青森山田(青森)と第6日第1試合で対戦する。
1回戦の最後の登場に、敦賀気比の主将を務める林中勇輝内野手(3年)は「6日目ですけど、中だるみせずに、調整に時間をかけられると思ってやりたい。第1試合ですし、朝一から体を動かせるようにしたい」と、気を引き締めた。
昨年の選抜大会は、平沼翔太投手(現日本ハム)の活躍などもあり、頂点に立った。大会連覇がかかる今大会は、先頭で行進する。林中主将は「先輩たちが優勝して、行進で先頭を歩かせてもらえる。堂々とやりたい」と、意欲を語った。
ただチームの連覇には「(昨年の優勝は)先輩がやったことですし、僕らの間で(連覇という)話は出ていない。意識せずに、一戦一戦勝とうということだけです」と、まずは初戦の青森山田戦に全力を尽くすつもりだ。
昨年の北信越大会を制し、明治神宮大会では準優勝。今大会も優勝候補に挙がる。東哲平監督(35)は「チームへの手応えはずっとないが、この冬は手応えをつかむため、トレーニングはずっとやってきた。相手が(青森山田に)決まったので、この1試合をどう勝つか、ですね」と話した。