鹿児島実が常総学院に逆転勝ち
「選抜高校野球・1回戦、常総学院2-6鹿児島実」(20日、甲子園球場)
鹿児島実(鹿児島)が逆転で常総学院(茨城)を下し、2回戦に進んだ。
先制したのは常総学院。初回、1死一、二塁で4番・宮里豊汰内野手(2年)が右前適時打を放った。さらに満塁で6番・中村迅内野手(3年)が右前適時打。この回2点を奪った。
しかし鹿児島実は四回、1死二、三塁で井戸田貴也捕手(3年)が中前適時打。続く追立壮輝外野手(3年)は右前適時打を放ち、同点とした。
五回には2死一塁から、秋季大会の打率・621で出場選手中トップの綿屋樹内野手(3年)が中堅の頭を越す勝ち越し打を放った。六回には、1死走者なしの場面で、追立が右中間席へ大会第1号となるソロ本塁打。九回にはスクイズなどで2点を追加した。
投げては先発の丸山拓也投手(3年)から、アンダースローの谷村拓哉投手(3年)への継投で常総学院の反撃を封じた。
鹿児島実の宮下正一監督(43)は「序盤は苦しかった。何点取られるかと心配ばかりでした」と言いながらも、「このチームはまだまだ試合数が少ない。こういうゲームができたのは自信になる」と手応えを口にした。