清宮、高校通算27号は130メートル場外弾

6回早実2死一塁、清宮幸太郎は両校ナインが注目する中、右越え2ランを放つ=東京都八王子市の王貞治記念グラウンド(撮影・西岡正)
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 「練習試合、早実14-9聖光学院」(25日、王貞治記念グラウンド」

 選抜大会真っ盛りの時期に、同大会不出場の早実(東京)が、同校グラウンドで聖光学院(福島)、佐野日大(栃木)と練習試合で対戦。昨夏の甲子園でスーパー1年生旋風を巻き起こした清宮幸太郎(2年)は1試合目の聖光学院戦に「4番・中堅」でフル出場し、高校通算27号となる推定飛距離130メートルの場外弾を放った。

 六回2死一塁で迎えた第4打席。清宮はカウント1ボールから、相手の左腕投手が投げた内角低めの速球を、腕をたたんだコンパクトなスイングでたたいた。打球は低いライナー性の弾道から一気に加速し、右翼フェンスの上に張られた高さ20メートルのネットを越えると、場外の遊歩道を挟んだ公園敷地内まで飛んでいった。

 今年になって練習試合4試合で5本目の本塁打は高校入学後の通算27号アーチ。「うまく対応でき、よく飛んでくれました。(手応えは)ネットも越えて完ぺきでした」と、清宮は試合後のインタビューで目元を緩ませながら振り返った。

 昨秋の東京都大会は本大会2回戦で敗退し、選抜出場の夢を断たれた。清宮ら早実ナインはこの冬、筋力トレーニングを中心にしたパワー強化策に取り組んだ。体重は1~2キロ増えた程度だが、「大振りしなくても自然と飛んでいるのは、スイングに筋力が追いついているということ」と本人も体内のパワーアップを自覚している。

 守備では今年に入って、センターにコンバートされた。早実の和泉実監督(54)は「本来は彼がファーストの布陣の方がいいことはいいが、チーム事情でセンターに起用している。走力もあるし…」などと説明するが、清宮自身は「投手の球種やコースで位置を変えるので、楽しみながら経験している」と前向きに対応している。

 選抜大会の中継では龍谷大平安・岡田悠希外野手(2年)ら「清宮世代」と呼ばれるライバルたちの活躍が「どうしても気になる」と素直に明かす。また、昨夏のU-18日本代表では経験済みの「4番打者」だが、自チームでの意味合いは全く違う。「誰かが出ないと4番に回って来ない。皆がつなげてくれるという責任は重い」。センバツの裏舞台とはいえ、清宮への注目度はそのパワーとともに増している。

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