八戸学院光星 執念の采配も実らず

完封負けし八戸学院光星ナインは、足取り重くアルプス席の応援団へあいさつへ向かう=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・2回戦、龍谷大平安2-0八戸学院光星」(26日、甲子園球場)

 準優勝した2012年以来4年ぶりのセンバツ8強を目指した八戸学院光星は、龍谷大平安のエース市岡に5安打完封負け。2014年春の2回戦で2-8で敗れた相手にリベンジを果たせなかった。

 仲井宗基監督(45)は「まだまだ力が足りない。もっと鍛え直さないといけない」と悔しさをにじませた。「気持ちで平安打線に押されていた」。初回に先制を許した。打線は毎回走者を出しながら、安打は1~3番打者に集中してつながりを欠いた。

 何とかと突破口を開こうと、ベンチは六回1死一塁の場面で5番・平松に送りバントを指示。しかし、平松はバントの構えで初球を見逃し、2球目をファウルにした。カウント1-1となった打席途中で平松には代打徳田がコールされた。

 仲井監督は「何が何でも送りたかった。平松は調子が落ちていて初戦も出さなかった。バントの形も自信がなさそうに見えたので」と交代の理由を説明した。徳田はバントをきっちり決めたが、好機は得点には結びつかず。執念の采配は実らなかった。

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