松坂2世、創志学園・高田が散る

 「選抜高校野球・2回戦、高松商5-1創志学園」(27日、甲子園)

 ドラフト上位候補の創志学園・高田萌生投手(3年)は、9回5失点で敗戦の責任をすべて背負った。

 立ち上がりから140キロ台中盤の直球を主体に抜群の投球を見せた高田。「きょうは初回から腕がしっかり振れていた。ストレートで押し込めると思っていた自分に甘さがあった」と三回、悪夢のような展開に陥った。

 3本の安打で招いた2死満塁のピンチ。美濃には「力で押せると思った」が、高めのストレートをきれいに捉えられた。前進守備を敷いていた左翼の頭上を越え、走者一掃の3点二塁打を浴びた。さらに続く植田理には左中間席へ痛恨の2ランを被弾。一挙5点を失った。

 それでも四回以降は立ち直り、終盤の八回には「何とか自分の投球で流れを引き寄せたかった。スピードは球場の雰囲気を変えられるので」と自身が1回戦でマークした今大会最速の149キロを連発。味方の反撃を願ったが、序盤に失った5点はあまりにも痛かった。

 「もう1球種、増やせば投球の幅も広がる。もっと成長して夏に戻ってきたい」と高田。聖地での反省を糧に、さらなる大きな投手を目指す。

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