高松商・浦「恩返ししたかった」
「選抜高校野球・決勝、智弁学園2-1高松商」(31日、甲子園球場)
延長十一回、智弁学園(奈良)がサヨナラで高松商(香川)を下し、初優勝を果たした。1960年以来56年ぶり3度目の優勝を目指した高松商はあと一歩で涙を飲んだ。智弁学園はこの回2死一塁から6番・村上頌樹投手(3年)が中越えにサヨナラ二塁打を放った。
相手エース村上とのしのぎ合いを演じ、最後に決勝打を許した高松商投手・浦大輝投手(3年)は「悔しいです。最後は絶対に打たれないぞという気持ちだった。バックホームの時はアウトにとバックアップに入った。延長での疲れはないです。大声援に勝って恩返ししたかった」などと語った。
また、長尾健司監督は「相手の村上投手をここ一番で打ち崩せなかった。初球をとらえなければ…選手はよくやった。選手たちは悔しいだろう。ランナーを進めることが課題です」と話した。