「ＤｅＮＡ１０－５ヤクルト」（９日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡが今季最多の１０得点で大勝し、引き分けを挟んだ連敗を５で止めた。本拠地・横浜スタジアムでは、４月１日の阪神戦以来、４試合ぶりの勝利。ラミレス監督は「チームで勝ち取った勝利。久しぶりにホームで勝てて、また山口が戻ってきた時に勝てて本当によかった」と胸をなで下ろした。

　打線では、ロペスが３打席連発。ここまで３番に入っていたが、打点はゼロだった。しかしこの日は、昨年まで主に座っていた５番で結果を残した。指揮官は「この３発で目を覚ましてくれたと思う」と安心した様子だった。

　また今季初登板初先発の山口は、七回途中まで投げて５失点ながら初勝利。四回の攻撃では、自身２年ぶり２本目の本塁打を放ち、お立ち台で「まさかバッティングでヒーローインタビューされるとは思っていませんでした」と話してファンを沸かせた。

　ラミレス監督は当初、山口を開幕投手に指名していたが、３月に右足首を負傷し出遅れた。戦列に戻ったエースを「すばらしいピッチングしてくれた。必要なことはやってくれた」とねぎらった。