カット打法の日大・千葉が神宮デビュー
「東都大学野球 日大5-2国学院大」(12日・神宮)
日大・千葉翔太外野手(3年・花巻東)が、神宮デビューを果たした。
「9番・中堅」で1部リーグ戦に初出場。三回は見逃し三振、五回は遊ゴロに倒れると、七回の好機では代打を送られ、2打数無安打だった。
花巻東では13年夏の甲子園で4強入り。身長157センチの小柄な体ながら、巧みな打撃技術でカットを駆使し、高い出塁率を誇ったプレーが注目を集めた。
入学3年目で初めてとなる神宮の舞台。快音こそなかったが、思い切りのいいスイングを披露し「ちょっと固かったけど、楽しくプレーできました」と、白い歯がこぼれた。仲村恒一監督からも、守備力を高く評価されている。
「守りは絶対に負けない気持ちでやっている。打撃では長打は出ないので、状況に応じたつなぐバッティングをずっとやってきた」とこだわりを明かした千葉。「今日は自分の仕事ができなかった。チームに貢献できるように頑張りたい」と、さらなる成長を期した。