東大エース2戦連続0-1サヨナラ負け
「東京六大学野球、明大1-0東大」(16日・神宮球場)
東大のエース・宮台康平投手(3年・湘南)が、またしても最終回の1点に泣いた。
コーナーに制球された変化球、最速143キロを計測した直球で要所を締め、八回まで6安打無失点投球。しかし、九回先頭に二塁打で出塁を許すと、1死三塁からサヨナラスクイズを決められ、万事休した。
宮台は開幕カードの早大1回戦でも、東大記録となる13奪三振の快投を演じながら、九回に適時打を浴びてサヨナラ負けを喫していた。今季は2試合17回でわずか2失点。打線の援護がなく、力尽きる展開が続く。
敗れた瞬間、ガックリとうなだれた左腕は「最初から1点勝負になると思っていた。前回と同じ結果になってしまったことが悔しい」。それでも、2戦続けての好投に「当たり前のレベルが上がってきた」と収穫を挙げると「僕が粘り強く投げることで、球場全体が東大の雰囲気になれば勝つチャンスはある」と、前を向いた。