明石商・山崎が最速148キロ

 「春季高校野球兵庫大会・3回戦 明石商9-5神港学園」(29日、明石トーカロ球場)

 センバツ8強の明石商が神港学園を破ってベスト8に進出。今秋ドラフト候補の山崎伊織投手(3年)がリリーフでマウンドに上がり、最速148キロを計測して5回2安打2失点で6三振を奪った。

 「公式戦の登板が久しぶりだったので、最初は浮き足立ってしまった」と山崎。同点の五回から登板すると、フォーム、制球ともにバラツキが目立った。それでも力強いストレートは最速で148キロをマーク。失策が絡んで2点を失ったものの、尻上がりに調子を上げ、八、九回で4つの三振を奪って見せた。

 この日は「5番・左翼」で先発出場し、打っても4安打をマークした山崎。走る姿やスイングの精度も高く、ネット裏では日本ハムなど4球団のスカウトが視察した。まだまだ粗削りだが、確かな潜在能力を秘めた右腕。「甲子園で吉高がずっと投げてて、自分も投げたかった。こういう大会でしっかり投げていかないといけない」と力を込める。

 今春のセンバツではエースの吉高壮投手(3年)が1人でマウンドを守り、登板機会はなかった。1年秋までは同等のチャンスがありながら、ライバルに引き離されてしまった。「吉高はコントロールがいい」。競争相手の投球と比較し、自分に足りないものを見つめ直した。

 「自信のあるボールは直球。でもこだわりすぎてよく打たれることもあった。制球することが大事」と山崎。夏に向けて狭間監督が期待する181センチの右腕が、キラリと光るものを見せた。

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