東海大市原望洋が3年ぶり3度目V

 「高校野球・春季千葉大会決勝、東海大市原望洋6-5千葉黎明」(4日、千葉県天台)

 東海大市原望洋が競り勝ちし、3年ぶり3度目の優勝を飾った。

 今秋ドラフト候補のMAX153キロ右腕・島孝明投手(3年)は、2回2/3を2安打1失点、5奪三振の力投で試合を締めた。

 2点リードの七回1死満塁でマウンドへ。味方の失策で同点に追いつかれたものの、最速149キロを計測した直球で押し、逆転は許さなかった。

 八回の攻撃で、味方のスクイズと自身の適時打で2点を勝ち越し。九回に2安打を浴びて今大会初失点を喫したものの、最後はスライダーで空振り三振を奪って、優勝を決めた。

 クローザーを任された今大会は、4試合に登板して8回16奪三振。四死球ゼロの安定感が光る。3回戦・市船橋戦で自己最速を更新する153キロをたたき出し、一躍脚光を浴びた。それでも「キレの部分ではまだまだ。全体的に見て課題がある。スタミナ、コントロール…このままじゃ夏は勝てない」と、気を引き締める。

 大目標は、あくまで2年ぶりとなる夏の甲子園出場だ。「直球が自分の武器だと思う。磨きをかけて、他の部分でも成長できたらいい」と、テーマを掲げた島。まずは21日開幕の関東大会(群馬)で、他県の強豪を相手に腕試しする。

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