DeNA今永が初勝利、ラミ監督もホッ
「広島0-6DeNA」(6日、マツダスタジアム)
DeNAの今永昇太投手(22)=駒大=がプロ初勝利をあげた。広島戦に先発。7回を6安打無失点、9奪三振の好投。これまで5試合に登板。計33回の登板中、打線は計2得点と援護のない中、好投しながら0勝4敗の成績だった。
「単純に遅すぎたと思う。こんなにも勝つのが大変とは思わなかった。今はほっとしています。4敗というのは自分の力が及ばないということ。広島に勝ったというより、過去の自分に勝ったと思う」。初勝利の感想を聞かれ、ポーカーフェースのまま答えた。
ラミレス監督は「1勝4敗という数字だけど、4勝1敗でもおかしくない。エースになってもらいたいピッチャー」と期待を寄せる。常に「エースと呼ばれる存在になる」と話す今永。「小さな小さな1勝だけど、これから積み重ねたい」。左腕エースへの道の第一歩を記した。