神宮球場五輪関連使用 4団体概ね了承
2020年の東京五輪・パラリンピック組織委員会が同年5月から12月までの期間で神宮球場の使用中止を要請している問題で、五輪組織委と、球場を所有する明治神宮外苑と使用する4団体(ヤクルト、東京六大学野球連盟、東都大学野球連盟、東京都高野連)が13日、都内で2度目の協議を行った。
組織委は神宮球場の借用期間を7月1日から9月20日ごろまでの80日間に短縮する案を提示。資材置き場などとしての使用を予定していたが、隣接する神宮第2球場、秩父宮ラグビー場に機能を分散し、神宮球場はVIP用の待機場所として、人工芝の撤去や建設物設置などを行わないとした。
神宮外苑と4団体側も提案をおおむね了承。今後は、さらに前後1週間程度の短縮を求めていく方針だ。組織委は3月に、明治神宮に対して神宮球場の使用禁止などを要請。4月26日に行われた前回の会合では、明治神宮外苑と使用4団体が期間短縮を要望していた。