ドラフト候補の明大・星リーグ戦初勝利
「東京六大学野球、明大3-2早大」(14日、神宮球場)
明大が延長十一回サヨナラ勝ちした。今秋ドラフト候補右腕の星知弥投手(4年・宇都宮工)が、リーグ戦初勝利を挙げた。
延長十回からリリーフ登板すると、150キロ台を連発した直球を武器に2回無安打無失点、3奪三振。リズムをつくると、2-2で迎えた延長十一回に4番・牛島将太捕手(4年・門司学園)がこの日2本目となるソロ本塁打を左越えに運んで勝負を決めた。
救援登板が大半だったこともあり、最終学年での初勝利となった星。だが「勝ち星が欲しくないと言えばウソになるけど、勝ち試合を締められればいい」と、純粋にチームの1勝を喜んだ。優勝争いも佳境に入り、状態が上がってきた最速154キロ右腕。善波達也監督も「マウンドでの姿も頼もしくなってきた。流れを持ってきてくれた」と、賛辞を惜しまなかった。