東海大・青島が今季4勝目
「首都大学野球、東海大4-1日体大」(21日、サーティーフォー相模原)
東海大が快勝で勝ち点3とし、勝てば優勝だった日体大の胴上げを阻止した。青島凌也投手(2年・東海大相模)が九回途中まで4安打1失点の好投。今季4勝目を挙げた。
上級生の不振や故障離脱を受け、今季途中から主戦格に。この日もキレのよい直球とカットボールやチェンジアップで、凡打の山を築いた。
「自分の中で4勝は大きい。こんな結果になるとは、思ってもみなかった」と振り返った右腕。「長い回を投げられるようになったのが一番成長した所」と、笑顔で手応えを明かした。
高3夏にはエースとして、1学年下の中日・小笠原やオリックス・吉田凌らと甲子園に出場。1軍に合流したばかりの小笠原からは連絡があった。「刺激になります。負けないようにという気持ちはあったけど、焦らず行こうと思っていた」と、後輩の存在も成長の糧に変えている。
東海大は97年秋以来19年ぶりの3位が確定。優勝を逃したシーズンも2位は確保していただけに、横井人輝監督は「こんなに負けたリーグ戦は初めて。ピッチャーがすべてだった」と嘆いた。ただ、そんな中で青島の存在は、秋へ向けての明るい材料。「まさかこんな風に投げるとは思わなかった。すごい自信になると思う」と、台頭を喜んだ。