「ソフトバンク－オリックス」（２６日、ヤフオクドーム）

　俳優の高良健吾が試合前の始球式に登場した。

　羽織袴にちょんまげ姿でさっそうとグラウンドに現れると大歓声がわき起こった。マウンドでスタンドに一礼してから羽織を脱ぐとそこにはソフトバンクのユニホーム。背中には「侍」の文字が入っていた。

　オリックス・西野に投じた１球は外角高めへ大きく外れたが、ノーバウンドで力強いボールだった。

　高良は「この前は７０点と言ったのですが、きょうは７４点ですね。ワンバウンドしなくて良かった。ドームは小学校のときや中学生のときに見に来たことがある球場だったので、不思議な感じがしました。楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。

　熊本出身の高良は４月１０日に熊本で行われたソフトバンク－オリックス戦でも始球式を務めている。震災後には被災地に何度か訪れているという。

　また、親交のあるオリックス・金子が先発だったが「登板の日だったので、連絡は取っていません。そうでなければ連絡するのですけど」と話していた。