オコエ、プロ初安打に「忘れられない」

7回、プロ初安打を放つオコエ(撮影・園田高夫)
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 「交流戦、楽天9-1阪神」(31日、コボスタ宮城)

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が、プロ初安打を放った。「9番・中堅」でスタメン出場し、七回の第3打席で、阪神2番手・榎田から右前打。「初ヒットという瞬間は忘れられないと思いますし、気持ちを忘れずに今後、頑張っていきたいです」と語った。

 オコエが初安打を放ったのは七回の第3打席。1死一、二塁の場面で、榎田が投じた外角低めを右前に運んだ。プロ13打席目での初安打となったが、「先輩たちが3打席に1回とかで、ああいった打球を打っていることを考えると、野球って難しいなと、この1本で思った」と、あらためて実感した。それでも八回には秋山から左前打して、この試合4打数2安打。「以前1軍にいた時よりは、スイングスピードだったり、タイミングの取り方だったりというのは、自信を持っていた。きょうはしっかりタイミングを合わせることができてよかったです」と手応えを口にした。

 この日が、プロ2度目のスタメン出場。試合前の時点で9打数無安打だった。「1本出てなかったというのは自分の気持ちの中で引っかかる部分があったので、それが一つなくなったと考えると、この先(打席に)立ってみなきゃ分からないですけど、少しは気持ちは楽に打席に入れるかなと思います」と、少しだけホッとした表情を浮かべた。

 梨田監督は「うまく打ったな、という感じがしましたね。おめでとうという言葉はかけました。初めてのヒットが交流戦で、タイガース戦ということで、いい思い出になるんじゃないでしょうか」と、期待のルーキーを祝福した。

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