渡辺俊、都市対抗出場 6回無失点
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激戦を制して“サブマリン”が東京ドーム行きの切符を手にした。社会人の第86回都市対抗野球南関東大会の第2代表決定戦が5日、埼玉県営大宮公園野球場で行われ、元ロッテの渡辺俊介投手兼コーチ(39)が所属する新日鉄住金かずさマジック(君津市)が、JFE東日本(千葉市)を延長戦の末に下して2年ぶりの本大会出場を決めた。
渡辺俊は1点ビハインドの八回から登板。味方は九回に同点に追いつき、延長十三回2死満塁からに主将・田中健の左翼フェンス直撃の安打でサヨナラ勝ち。渡辺俊は6回4安打無失点との快投でチームを勝利に導いた。
渡辺俊は「相手もエースが投げていたので、それ以上の投球をして、こちらが有利だという空気を作りたかった」と気迫の投球でチームに活を入れた。
プロ入り前の00年以来、16年ぶりとなる本戦出場。コーチ兼任の立場での出場に「彼ら(若い投手)に東京ドームで投げさせてやりたいという思いだった」と笑顔だった。