中京学院大・吉川が4安打2盗塁の活躍

7回、生還し迎えられる中京学院大・吉川=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「全日本大学野球選手権・2回戦、中京学院大3-2桐蔭横浜大」(7日・神宮)

 中京学院大が粘る桐蔭横浜大を振り切り、初出場で8強へ進出した。ドラフト1位候補・吉川尚輝内野手(4年・中京)は、5打数4安打2盗塁の大暴れ。守備でも好守を連発し、日米のスカウト80人超を集めた1回戦よりも大きな輝きを放った。

 初回の第1打席で空振り三振に倒れたが、「雨で体が動いてなかった。準備できていなかった」と反省。すぐさま修正し、四回の第2打席で内角直球を中前へクリーンヒット。後続のタイムリーで先制のホームを踏んだ。

 五回の第3打席では追い込まれながらも変化球を中前へ。七回の第4打席は直球を完ぺきに左前にはじき返し、2死後、山崎の初球に2個目となる二盗を決めた。価値ある3点目のホームを踏み、結果的にこの1点が最後の砦となった。

 投手が代わった九回の第5打席も、内角直球を中前へクリーンヒット。桐蔭横浜大のドラフト候補2人から放った計4安打に「できすぎです」と苦笑いを浮かべた吉川。「とにかく1試合でも多く神宮で試合をしたいです」と力を込めた。

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