パラ専用強化拠点は設置せず

 政府の2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室は21日、パラリンピックに向けた強化拠点として障害者選手専用のナショナルトレーニングセンター(NTC)は設置せず、五輪を目指す選手が使う東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)と味の素NTCとの共用を進めることを決めた。

 今後は文部科学省が中心となり、五輪とパラリンピックの国内競技団体の年間練習計画を調整し、本年度中に本格的運用を始める。平田竹男室長は「選手強化でも共生社会に向かっていくことが、20年五輪・パラリンピックに向けた態勢としてふさわしい」と説明した。

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