コロッケ次男の琴滝川が勝ち越し
2枚
大相撲夏場所11日目が21日、東京・両国国技館で行われ、ものまねタレント・コロッケの次男で西序ノ口10枚目の琴滝川(ことたきがわ)=本名・滝川歩、東京都目黒区出身、佐渡ケ嶽部屋=が高倉山(尾上部屋)を破って4勝2敗と勝ち越しを決めた。
館内から声援が飛ぶ中、琴滝川は立ち合いから力強い突き押しで一気に相手を押し出した。3勝目を挙げたあとの5番相撲では敗れていただけに、「緊張しました。勝ち越してうれしいです」と入門して初めての“給金直し”に笑みがこぼれた。
3月に新弟子検査を受けて前相撲を取り一番出世を果たしたが、まだまだ相撲界の生活には慣れないことが多いという。「入ってみてびっくりすることばかり。改めてすごいところだと思いました」と、大関琴奨菊をはじめ関取衆や兄弟子たちの本場所にかける気迫や闘志には学ぶことばかり。それでも師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)からは「突っ張っていけ」とアドバイスを受けている。「今は突き押しを磨きたい。あと一番あるので頑張ります」と5勝目を目指して意気込んだ。