白鵬 秀吉に倣い「天下統一人」の自覚
横綱白鵬が23日、夫人の流産を5日に発表して以来18日ぶりに公式ブログを更新し、滋賀県長浜市での合宿のもようを報告した。
「今滋賀県にいまして、久しぶりの夏合宿でいまのところ2日間充実した内容で稽古に精進し、市民の方々子供達にも触れ合うことができています」
宮城野部屋は21日に合宿開始、同日には市内の特設練習場で地元の小中学生80人と交流した。白鵬も、何度もぶつかってくる子どもたちの相手をした。
そして白鵬は22日、内弟子たちと共に長浜城を訪ねた。天守閣まで登り、かつて城主であった豊臣秀吉の息吹に触れたこともブログで伝えた。
「私の内弟子の大喜鵬と石浦にもこの豊臣秀吉が天下統一の足がかりとした長浜城で何か感じて欲しいとおもいます。私も長浜での合宿を無駄にせず30回目の優勝が目の前にありますが がんばって行きたいと思います」と、来月13日に始まる名古屋場所へ向けての決意をみなぎらせた。
さらに白鵬は戦国時代を終わらせた秀吉の偉業を思い浮かべ「私も天下統一人として黄金の扉を守って行きたいと思います」と、横綱として、大相撲の第一人者として在り続けることを誓った。
1573年に築城された長浜城は、秀吉の出世城ともいわれている。