白星発進も近鉄監督は不満げ

 「トップリーグ・第1節、近鉄21‐17NTTドコモ」(22日、金鳥)

 近鉄は開幕戦を白星でスタートしたが、手放しでは喜べない内容だった。

 前半24分、中央から抜け出したSO重光が先制トライを挙げた。「チームにとって大事な先制点。取れてよかった」と振り返ったものの、序盤に「我慢しきれない部分があった」といい、相手にペースを握られる苦しい展開をしいられた。

 両CTBを中心に1対1で抜け出す場面もあったが、なかなかトライにはつながらず、前田監督も「前半でもう1トライ、取っていれば違った。突き放すところまでいけなかった」と唇をかんだ。

 後半30分過ぎからの10分弱で2トライを奪われ、豊田主将も「引き離さないといけなかった」と不満げだ。「もっと点の取れるラグビーをしないと」と指揮官。気持ちを引き締め直し、次戦は強豪・神戸製鋼へ挑む。

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