羽生まさかの2位発進「ひどかった」
「フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯」(7日・上海)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19)=ANA=は、後半のジャンプが乱れ、82・95点でまさかの2位発進となった。
マキシム・コフトゥン(ロシア)が85・96点で首位。田中刑事(19)=倉敷芸術科学大=は、最下位の11位に沈んだ。女子SPでは、ソチ五輪代表の村上佳菜子(20)=中京大=は60・44点で3位につけた。
羽生は基礎点が1・1倍される後半に入れた4回転トーループが3回転に。最後の連続3回転は最初のルッツの着氷が乱れ、単発になってしまった。
演技終了後、自嘲的な笑みを浮かべた羽生は「もう最悪の一言。ひどかった」と、悔恨。王者の重圧については「わりと、ちゃんと、普通に、たぶん、リンクに立てたと思ったんですけど」と、話した。
首位とは約3点差。「オペラ座の怪人」で挑むフリーに向け「しっかりと自分の演技をしたい」と、巻き返しを誓った。