白鵬優勝 妻子が客席で正座し見守った

 23日に千秋楽を迎えた大相撲九州場所で横綱鶴竜を退けて優勝、通算優勝回数を32回として元横綱大鵬に並んだ横綱白鵬の結びの一番を、妻・紗代子さんと愛児が桟敷席で正座して見守っていた。

 大ファンで友人の放送作家・鈴木おさむ氏が24日、ブログで伝えた。

 鈴木氏はその瞬間を見届けるため福岡へ行き、客席では紗代子さんたちと並んで座った。結びの大一番、鈴木氏がふと横を見ると…。「紗代子さんはもちろん、なんとお子さんまでもが正座して、父親の姿を見ていたのは、忘れられません」と、それは印象的な姿だった。

 鈴木氏は「なんて素敵で格好いい家族なんでしょう」と感じ入った。

 そして祝勝会で、鈴木氏は白鵬から思いがけない打ち明け話を聞いた。

 「今回、高安戦で負けることが出来て、逆に良かった」というのだ。6日目にして早くも土がつき、終盤戦のある取り組みでは「優勝することを一度諦めた」からこそ、逆に攻める相撲が取れたのだという。

 「いや、改めてどんでもない横綱だなと」、鈴木氏は改めて白鵬に惚れ込んだ。

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