女子SP 村上3位「気持ち良かった」
「フィギュアGPシリーズ第6戦第1日・NHK杯」(28日、なみはやドーム)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、村上佳菜子(20)=中京大=は今季自己ベストの64・38点で3位、宮原知子(さとこ=16)=関大高=は60・69点で4位に入った。加藤利緒菜(16)=長尾谷高=は50・87点で8位だった。
1位はグレーシー・ゴールド(アメリカ)で68・16点だった。2位はアリョーナ・レオノワ(ロシア)で68・11点。
演技を終えた村上は、山田コーチと抱き合って「どきどきしたあ」と安どの笑顔を見せた。直後に、来場していた鈴木明子、織田信成の両先輩を見つけ、ハイタッチで喜びを分かち合った。
冒頭の3回転-3回転の2回目が回転不足となった以外は大きなミスがなかった。「演技を終えて気持ち良かったです。かなり緊張していたので、結構うれしかった」と一息ついた。
回転不足となったコンビネーションジャンプについては「もう少しきれいに飛べたと思うのでちょっと悔いが残る」と反省。全体的には「自己採点は80点ぐらい。あと20点はまだまだできると思うから。今季は強い意志を持ってやれているし、去年までの弱い自分はなくなったと思う」と胸を張った。
ファイナル出場のためには最低でも2位以上に入らなければならない(優勝なら進出決定、2位なら総得点で他の選手と争う)。29日のフリーへ「ファイナルに行きたいので最高の演技をしてチケットを勝ち取りたい」と逆転へ意気込んだ。